アラフィフ女子ふみよです。
私は大学のキャリアセンターでキャリアコンサルタントとして
学生対応をしています。
【支援を要する学生・生徒の就業を考える】
【発達障がいのある方の能力開発訓練説明会】
【地域障害者職業センターでの就業支援実習研修】
【就労移行支援事業所でのインターンシップ見学】
等に2019年は参加しました。
主催名は割愛しますが、この手の研修が昨今増えてきました。
キャリアコンサルタントの資格をとり、7年目に入りますが
どこの大学でも、国公立、私学に限らす、
偏差値の高低も少しは絡んでくるかと思いますが、
上記のような研修機会が増えていること、
そして学生が増えている現状を目の当たりにしています。
7年ばかりのキャリコンですが、私が支援して思う事
勤めている大学の学生
確かに発達凸凹の学生は、自分の出来ること、出来ないことを理解し
その中から自分強みを発見し、その部分を伸ばし、それを仕事に活かす
そんな就職が出来ればこんな嬉しいことはありません。
しかし何となく他の人とは違和感を抱いているかもしれませんが、
その場の空気が読めない、相手がどう思うっているかを考えることが
難しい学生にはいつもいつも頭を抱えています。
私たちキャリアコンサルタントはあくまでも就職支援をする立場であり、
メンタルや障がい系の部分には立ち入ることができません。
臨床心理士、精神福祉士、心理カウンセラー、医師等の資格が必要となります。
一時は私も臨床心理士の資格を取るべく大学院を目指そうかと思った時期も
ありましたが、心理系は向いていないと自己判断しました。
うつ病の学生と面談することが数回ありましたが、
親身になりすぎて、心配が過度になり、余計に学生に負担をかけてゆくような
状況になったこともあります。
また学生の「気」を全部受け止め、頭痛や吐き気まで受け止めるように
なりました。
PROG ジェネリックスキル測定・育成ツール
就活(働くこと)に不安のある学生に支援勉強会 に参加
なぜ興味を持ったかというと 株式会社 リアセック が
河合塾と連携して
www.kawaijuku.jp
上記のPROGを導入している大学のお話を聞くことができる勉強会だったからです。
測定している資質・能力
ジェネリックススキル(基礎力)は2側面があり
この基礎力測定テスト「PROG」を受験し、
コンピテンシーの低い学生(総合レベル1または2)に対し、
コンピテンシー開発支援をする為の特別講座を用意し、
参加させる大学もあるということ。
※コンピテンシーが低ければ、対人基礎力・対自己基礎力が低く
就職活動で苦労するケースが多いということです。
(エビデンスあり)
まとめ
そして私たちが何が出来るのか・・・ということ
大学入学時と3年次にテストを行う。
コンピテンシーに低い学生は発達凸凹の可能性がある。
①そこで「PROG診断結果」から強みを発見する
②目標(伸ばしたい力)と行動計画(伸ばす計画)を作成するワークを
一緒にする
③コンピテンシーが低い学生には大人数のアクティブラーニングを
させてはいけない。
④慣れてくるまでは、個人支援。
⑤連携が大切。教授・大学職員(キャリアカウンセラー)・親御さん
感想
かなりのマンパワーと理解者が必要。
就職活動をする段階になり、本人も親御さんも
発達凸凹、もしくは発達障がいを理解していない状況が
一番難しい。
子を持つ親として、自分の子供は障がいと認めたくない
気持ちはよくわかるが、
自分は子供より長生きできる訳もなく、
守ってゆくことができない。
如何に一人でもしっかり生きてゆける人世航路(キャリア)を
つけてあげることが一番重要だといつも思います。